右背中の痛み!肩甲骨の下が痛い時の原因と対処法
右背中の痛みや肩甲骨の下の痛みを感じたときには、肝臓疾患(肝炎、肝臓がん)や胆嚢疾患(胆嚢炎、胆石症、胆嚢癌)など、体の右側に位置している臓器の疾患が原因となっている場合があります。
また、周辺の筋肉疲労や骨の異常も考えられます。
ただし、右背中や肩甲骨の下が痛いからといって必ずしも右側の臓器や骨や筋肉が原因であるとは限りません。
例えば首の骨の自然な婉曲がなくなり首の骨がまっすぐに伸びてしまうストレートネックといわれる状態になっていることが原因で肩甲骨の下や右背中の痛みを感じる場合もありますし、胆嚢炎まで進行していなくとも食べ過ぎによる一時的な消化不良などが原因で右背中や肩甲骨の下が痛む場合もあります。
また、関連痛といって、背中と直接関連のない臓器や、背中から離れた器官の病気や疾患によって背中の痛みが引き起こされるケースもあります。
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また、部分的な異常ではなくて、体の骨全体の歪みや骨盤のずれなどによって右側に負担がかかって痛みが生じるという場合もありますし、背中に近い箇所や臓器の痛みが背中まで広がって生じる放散痛というものもあります。
寝違え、ムチ打ち、筋肉痛などの一時的なものであれば、時間経過やコルセットの使用、鎮痛剤の服用や湿布などで短期間で治ってしまうこともありますが、激痛を感じたり、痛みが長く続くような場合は病院に受診して検査をしてもらい、原因を知ることが適切な対処法を考える上で大切であると思います。
受診する病院や科、そのときの医師の見解によって原因や対処法も異なる場合もありますので、回復がはかばかしくない場合は、再受診したり、別の病院や科を受診してみたりすることも有効でしょう。
受診や検査をして、深刻な病気でなければ安心しますが、姿勢や歩き方に気をつけたり、枕や布団、食習慣を改善したり、ストレッチや軽い運動による筋力強化、整体院などでの定期的な施術を勧められたりするなど、日常生活の中でのケアを求められることもあるでしょう。
原因に合わせてこうした日常的なケアをしていくことで、右背中の痛みや肩甲骨の下の痛みが軽減されていけばセルフケアを続ける意欲も上がっていくでしょう。
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